映画「嫌われ松子の一生」を観てきました。 中谷美紀が演じる美人教師 「松子」の 波乱万丈な人生を描いたこのストーリー。 「嫌われ松子の一生」は 噂にたがわぬ、ヒサンな内容でした。 けれど、ミュージカル調かつスピーディな 展開に、ヒサンもカラッとぶっ飛んでしまいました。 さて、私なりにこの映画を解釈してみます・・・ 主人公の松子は、小さい頃から父親の注意を 得るためにがんばっていました。 なぜならば、松子には病弱の妹がいて その妹を父親は溺愛していたからなのです。 なので、妹の心配をして苦い顔をしている 父親を笑わせたり、気づかったり。 大人になったらなったで、父親の望む 教職につきました。 松子にしてみれば、大好きな父親を振り向かせる ためには、機嫌をとったり、言うことを聞いたり、 怒らせないようにしたりするのが 一番、効果的だったのでしょう。 そんな松子は、怒るべきときに怒れず、 言うべきときに言えず、自分を守ることが できないような大人になってしまいます。 そして状況に流されるままに、次々と不幸に 見舞われるのです。 ここまで書くと、幼少のトラウマが癒されない かわいそうな女の子という感じです。 が、しかし、松子は恋にパワフルです。 そして、ある意味主体的、ある意味客観性ゼロの 恋愛をして、そのたびに傷だらけになり、 心も身体も痛い目に合います。 好きな男性に何度も裏切られ、ぞんざいに扱われ ひとりぼっちになるたびに、松子はつぶやきます。 「なんで?」 ときには大声で叫びます。 「なんでっ〜!!!」 そう、ここがポイントです。 ここでいったん立ちとまって、自分自身を 見つめ直したり 自分について学ぶ時間をとれたなら、 松子の後半生はまったく違ったものに なったことでしょう。 松子が望んだのは、《愛する人と共にいること》 ただ、それだけでした。 しかし、自己肯定感を持てない松子には これまた自分に自信がない男性や、 松子の優しさを利用して自分の空しさを埋めよう とする男性ばかりが寄ってきたのです。 それはまるで、自己価値の低い松子の姿を 映し出すように・・・ ☆現実は、自分の思いを映し出します。 そう、もしも思いと現実が違うなら 自分自身を無意識に過小評価している 可能性があります。 松子は美人で賢く、優しい女性でした。 けれど、恋愛においてはダメダメだったのです。 なぜならば、男の愛を獲得するために、 子供のころから父親との間で養ってきた方法 〈相手の顔色を見ること・相手を喜ばすこと〉しか、 知らなかったのですから。 そんな彼女はきっと、自分自身について 《私は努力しなければ愛してもらえない。 ありのままの私では愛されない。 努力してもたまにしか愛してもらえない》 と思っていたのではないでしょうか。 だからこそ、悲惨な状況にあっても 裏切られても、耐えて側にいる。 その低い扱いに甘んじている。 その繰り返しが過小評価がどんどん深めていったのです。 ☆思いと現実が違ったら、 それは、自分が自分を小さく見ているということ。 私たちは、自分ではとうていがまんできないと 思うような場所や関係を持ち続けることはありません。 例え、それが最高のものだったとしても、 自分の自己価値と不釣り合いな場所や関係は 居心地が悪いものなのです。 だから、間違ってその場にいっちゃったとしても すぐに出ていくか、去ろうとするのです。 ですから、その場や関係にいられるということは その価値と同じ程度のものを、自分に認めている ということなんです。 自己価値のベースはたいがい子供のころに できます。 大人になってすでに忘れていても、低さは 子供のままということがありえます。 もちろん私たちは松子のように、無抵抗のまま 運命の波に翻弄されたりしません。 けれど、 「なんで?」 と言いたくなるとき、たまにはありませんか? その他にも これから新しいプランに取りかかるときや 引っ越し、移動でステージが変わるとき、 新しい人間関係の中に入るとき、 そして、未来の自分を真剣に考えるとき、 そういったときに、自己価値を見直して みることは自分を励ます贈り物になります。 なぜならば、もし、私たちが いらない荷物(古い自己価値)を捨てて 必要な荷物(新しい自己価値)を持って 新しい状況に挑んだならば、未来は確実に 新しい自己価値の方向へ変化していきますから。 それではこれから、あなたが自分の価値を 無意識下でどう思っているのかを知る方法を お伝えしますね。 ゜☆.:*:'゜♪.:*:' さあ、今、あなたの周囲を見回してみてください。 ぐるっと見回してみて、 「もし、これらがすべて、私が望んで選んだ結果だとしたら?」 と、自分に問いかけてみてください。 この部屋が この机が このイスが と、ひとつひとつ見てください。 同様に、 あなたの仕事 学校 友人 家族との関係 パートナーとの関係 健康状態 あなたにまつわる、すべてを思い出してください。 そして 「もし、これらがすべて、私が望んで、選んだ結果だとしたら?」 と問いかけてみてください。 問いかけてみて 誇らしく思ったり、うれしくなったなら それは、思いと現実がイコールになっている 証拠です。 その状態ならば、ストレスはその度合いに応じて 少ないでしょう。 そして、自分で選んだ人生を生きているという 感覚の中で日々、過ごしていることでしょう。 よかったですね。 そういう状態のときほど、私たちは才能と パワーを思う存分に発揮できるのですから。 けれど大半は 「えー!これを私が選んだの?やだー!」 とか 「こんなの、いらないよぉ!」 とか 「イヤ!僕じゃない。僕は仕方なく、、、」 という気持ちが少しでもあることが多いのでは ないかと思います。 私たちは知らず知らずのうちに、何かを 妥協したり、何かを我慢しながら暮らして いるからです。 そして、それは決して自分のためではなく 相手のためだったり、家族や会社のためだったり。 大切な何かのために仕方なく犠牲にしているのかも しれません。 だからと言って、あきらめる必要はありません。 だって、そこが、これから変えていける部分なのですから! そう、あなたの価値に見合った状態を創るために。 あなたの価値に見合った関係を創るために。 さっそく書いてみてください。 本当は、どうあってほしいの? 本当は、どうなってほしいの? 本当の思いを書いてみてください。 確かに、それは一石二鳥でできることでは ないかもしれませんが、 まずは制限をかけている状態を俯瞰してみませんか? 制限を外したところに、本当の気持ちがあります。 そして、そこの部分に自己価値もあります。 それは、だれにも邪魔されないあなただけの思い。 想像してみてくださいね。 そこから、一つづつ、少しづつ変えていった5年後と まったく変えずに制限の中にいる5年後。 それは、思ったよりも大きな違いを生んで いるように思えませんか。 このように自己価値感は現実に大きく関わっています。 ですから、自分で自分を認めることはもちろん、 認め合う関係を他者と作ることや、 自分の価値を磨いていくことが より自己評価を高めていきます。 1人で難しいなと感じるときは、 自己価値を高める強み発見プログラムや 価値を見い出すワークなど、ちょうどいいと 思えるものを選んでセルフワークまたは コーチやカウンセラーに相談してみてくださいね。 あなたの幸せを最後まであきらめない人、 それはあなた自身。 応援してあげたらきっと、心が喜びます。 文:ライフコーチあまみ悠 このコラムは当社メールマガジン「人生を変える☆幸せ成功講座」から 抜粋、一部加筆・修正したものです。 ご購読はこちらです。 おススメの記事TOPに戻る ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ■□■コーチやカウンセラー・セラピスト、ボディワーカーで幸せ成功したいかたは→ ・「ライフコーチスペシャリスト養成講座」のご案内はこちら ・癒しを仕事にする人のためのライフコーチングプログラムはこちら ■□■『夢実現』への一歩を踏み出すライフコーチングに興味のあるかたは→ ・ライフコーチングの受けかたはこちら ・【無料ワークシート】決意と可能性を引き出す25のセルフコーチングリストはこちら ■□■親子・人間関係で悩んでいるかた、インナーチャイルドに興味のあるかたは→ ■□■セルフエスティーム(自尊感情)を高めて、ありのままの自分を好きになりたいかたは→ ・【無料メールセミナー】インナーチャイルドヒーリングありのままの自分が好きになる、7つの贈り物はこちら ・【無料メールセミナー】許しのワークショップはこちら ・【無料メールマガジン】「あなたを幸せ成功に導く7つの秘訣」はこちら(只今、準備中) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |